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安心して堂々と生きてください - 2016.07.28 Thu

全国手をつなぐ育成会連合会が出したメッセージです。心に響きます。
http://zen-iku.jp/info/member/3223.html

2016年7月27日相模原市の障がい者施設でたいへんたいへん残虐な事件がおきました。
あってはならないこととして強く嫌悪感を抱くと同時に、さまざまな価値観が交差している現状が綺麗ごとではないな、と思っているのも事実なのです。

支援者として全力でペングアートの仲間たちを守る。
もちろんこの思いが前提にあります。絶対にです。

ただ、綺麗ごとではなく、、というのは、、

今回の犯人の価値観と自分とは何が違うのかということを問う切り口があるのを目にしているのです。

福祉の仕事で生活をしている私は支援者としての役割があり、この仕事が生きがいであり彼らが好きでしょうがありません。

けれどもそうではない人、接点がない人、障がい者の存在に疑問に思う人がいるらしいのです。口には出さないけれども。
自分と違うことは排除ということでしょうか。多様性が認められないということです。

障がい者のアートがアールブリュットとして最近たくさん目にすることが増えました。これは障がいのある彼らの表現が定型の多数派の人々の心を揺さぶるからなのではないかと思っています。それだけで存在価値は高い。いるだけで癒される障がいのある人いる。
けれどもそうなるとアートをしていない場合や行動障がいが激しい人はどうなるってなるから、もっと考えていきたいです。


昔、重症心身障がい児との意思疎通について悩んだことがありました。
全介助で車いす使用、会話もなく雄たけびがたまにある。
そんな彼女と車いすを押して散歩をしたり音楽を流したり、楽器を奏でたりする日々を過ごしていたとき、先輩の卒業論文がたいへん興味深く刺激を受けたことを覚えています。
重症心身障がい児の意思疎通について、サーモグラフィーや心拍数を測る装置のデーターをもとに仮説をたてていた論文でした。
母親とそれ以外の人が話しかけたときにデーターに有意差がみられたというものです。

普段意思疎通が見た目には分からない彼らではあるがそうではない可能性を探ることができる。
その衝撃を今でも覚えています。

それでも今のペングアートでは自閉症スペクトラムの子どもたちが中心であり、重症心身障がいに関していはバリアフリーなどの設備上の理由でお断りをせざる得ない状況になってはいます。言い訳をしている自分が苦しくもあります。
自分のやっていることに対して、どこかで誰かに批判されるのではないかと思うと考えを主張もできずに疲れます。もっと強くならないと。それでも現時点での思いをこちらには記載していますのでもう少しお付き合いください。

以前成人の知的障がい者入所施設の指導員をしていたことがあります。その頃のこともこの事件をきっかけにたくさんたくさん思い出しています。もう20年も前であるので、現在とは違うことも多いとは思いますが、今回の事件のように施設にたくさんの人が暮らしているという点では同じであるから思い出しているんだと思います。
そして身近なこととして考えてしまいます。もし今回の犯人のような主張をする職員が入ってきたら、どうしたんだろうか。
犯人像に関する詳しい情報はとっていないのであくまでも私個人のイメージですが何を言っても響かないと諦めるのか、自分の価値観を揺さぶられ、綺麗ごとではない本質と向き合うこととなり私も欝々とするのでしょうか。

今子どもの支援をしていることで子どもの将来や成長を保護者と一緒に喜べることがやりがいになっています。けれども成人の知的障がい者入所施設の時は、利用者は大人でありなかなか変化のない毎日をただただただただ過ごしていたとは言えないのか。自問自答してしまいます。だから入所施設をやめて今子どもを相手にしているのではないか。と逃げたことを肯定できない時があるんです。

今回の犯人も何らかの障がいがあるということになるのかもしれません。けれどだからといっても障がいがあっても犯罪は許されない。そして少し飛躍しますが、罪を背負った障がい者を支援している団体もあります。その支援者はどんな思いなのでしょうか・・・。まだまだまだ知らないことが多くて嫌になります。

障がいのある人に安心して堂々と生きてほしい。

とりとめのない文でまとまらないけれどもやっぱりだまってられなくて書き記しました。
ダイレクトに多くの知り合いが目にするFBに投稿しないところがまたいやらしいな自分、と思いながら、これからこの文を私自身何度も読み返すことになると思います。

ペングアート 代表 ウラベ


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